プロフィール

平下治
平下治
1978年GISに出会い、翌1979年10月ビジネスGIS専門会社株式会社ジェー・ピー・エス設立、以後一貫してビジネス分野でのGISの運用コンサルタント業務に従事。民間のマーケティング現場での出店計画や既存店の活性化、メーカー等の販売促進計画等を手がける。

トラックバック

RSS


GISマーケティングの株式会社JPS


« 2008年1月 | メイン | 2008年3月 »

2008年2月 アーカイブ

2008年2月12日

平下治のGIS物語47「GISマーケティングセミナー」

セミナーの要請が相次ぐ(2006年6月〜12月)

GISを活用したマーケティングに期待が高まってきました。

これまでのGISマーケティングは期待した割りにはうまく行かなかったのです。
使ってみたが、「GISは高い・難しい・手が掛かる」だったのです。

その理由は、車選びなら、常識的に用途に合わせて車種を選ぶのに、GISは”欲張りすぎ”のシステムを求めたのです。

「GISは凄い!何でも出来る!これさえあれば鬼に金棒!」的な妄想が渦巻いていました。

何でも出来るは言い換えれば何も出来ないに等しい場合があります。

何でも出来るようにすれば、複雑になります。当然費用が嵩み高くなります。

高いから多くを望み、多くを望むから難しくなります。難しくなると誰もが使うわけには行きません。
運用面でも、操作面でも専門化がいませんでしたから

凄い車を買ったのに動かせない、乗れないと同じことが起こったのです。

私は、このことを10年も前から訴えていました。

そんな話をして欲しい。どうすればうまく使えるかを聞きたい。などなど・・・セミナーの要請がこの時期も
相次いでいました。

主なイベントとして中国、セルビアに続き、国内では次のような状況でした。

6月12日:国土交通大学校でビジネスGIS研修
6月23日:岡山の企業で社員研修
6月28日:東京商工会議所で日本販売士協会セミナー
6月29日:大手流通業社員研修
7月 4日:三重大学において産学官連携セミナー
7月19日:東京異業種交流会にてセミナー
8月 4日:三重BGC
8月10日:広告代理店社員研修
8月31日:新潟GIS協議会セミナー
9月 6日:福島県宇都宮商工会議所セミナー
9月26日:某不動産会社社員研修
10月19日:某通販会社社員レクチャー
10月21日:名古屋BGC
10月24日:山口県にてセミナー
10月25日:大阪某大学公開シンポジューム
11月5日:青森県弘前BGC
11月10日:新潟BGC
11月27日:東京にて企業研修
11月28日:金沢工業大学大学院講義
11月30日:流通業界協会セミナー
12月6日:旅行代理店社員研修

概ね、1週間に1回程度のセミナーや研修を実施していたことになります。

2008年2月 7日

平下治のGIS物語46「セルビア・モンテネグロでセミナー開催」

国営企業が民営化されマーケティングが必須(2006年6月)

旧ユーゴスラビアがEUに加盟するため次々に独立、社会主義から資本主義への移行が進んでいます。現セルビア(当時セルビア・モンテネグロ)も国営から民営化された企業に独自の経営資質が求められるようになりました。

2003年6月米国オレゴン州ポートランドの日本総領事館で行った「GISマーケティングセミナー」を今度はセルビア・モンテネグロで開催して欲しいとの要請を受けて実施しました。
(この時の総領事がセルビア・モンテネグロの大使になられたことからです)

セルビア・モンテネグロ政府、商工会議所、民間企業、大使館員の方々約60名の参加があり、熱心に聴いてもらいました。
デジタル地図や統計データ等の整備もあるので、直ぐに取り入れられないかも知れないが近い将来必ず有効な手法になるはずと評価してもらいました。

(実は日本のODAによるデジタル地図の製作が国際航業の手で進められていることを後に知りました)

このセミナーの終了したとき、参加者の中の商工会議所の方から「もう一度このセミナーを商工会議所のスタッフにして欲しい」とアンコールされました。

2008年2月 6日

平下治のGIS物語45「中小企業にもGISマーケティング」

全国各地でGISマーケティングに期待

日本の経済を支えているのはやはり中小企業、つまり、日本では中小企業が元気でないと景気は好くならないといわれています。

経済産業省が各地域で「中小企業IT応援隊」を商工会議所や協賛企業や専門家で組織し、地元の中小企業の活性化を図ろうとする活動が始まりました。

ITを駆使した経営改善、PCの運用、netを活用した新ビジネス、ITマーケティング等様々な取り組みを紹介する中で、中小企業でも「今後のビジネスにGISは必須のツール」として位置付けられました。

約200名の参加者に基本的なGISマーケティングの活用方法をレクチャーしました。大きな反響を頂きました。(2006年5月)

しかし、このGISマーケティングを各地域でサポートできる人材が少ないため思うように進まないのが大きな課題となっています。

2008年2月 5日

平下治のGIS物語44「中国丹東でセミナー」開催

2005年12月マイナス30度の町、北朝鮮との国境の町”丹東”でGISセミナー

中国のGIS会社(デジタル地図製作会社達栄地図情報公司、社員160名)から依頼を受けビジネスGISのセミナーを開催しました。受講した彼らは初めての経験だったにも拘らず色々な質問を投げてきました。やはりGISは分かり易いのです。何かやる気を感じました。(2005年12月)

地図製作室

私のセミナーを受ける若手社員たち

この橋の向こう岸は北朝鮮です。
一昨年、金日正主席がこの橋を渡って中国入りをしました。

2008年2月28日

ニコラ・テスラの銅像

形が出来上がりました

一昨日(2月26日)富山県高岡市で建造中の「ニコラ・テスラ」に会って来ました。

セルビア大使館の文化担当領事のアレクサンドラ・コヴァッチさんと新潟から駆けつけて頂いた発起人のお一人大谷さんと私の3人で作者熊谷友児さんのアトリエに行きました。

アトリエに入った瞬間粘土で出来たニコラ・テスラが堂々とした姿を見せていました。

実に素晴らしい出来栄えでした。後はイメージ的にニコラ・テスラに似ているかどうかです。
いくつかの写真だけ(俯き加減、横向き、年齢の差などしかも正面を向いた写真が無い状態)で立体像を再現するのは大変難しい作業のようです。また、1㎜目を触っただけでがらりとイメージが変って見えるくらい微妙なものでです。(実際に目の前で見てびっくりしました)



色々、注文をつけさせてもらって修正し、写真を撮って戻ってきました。あとは、完成を待つだけです。

コソヴォ問題で悩ましい時ですが日本とセルビアが仲良くなると言うことには皆大賛成のはずです。
「ニコラ・テスラの銅像」がほんの少しでもお役に立てるならと願っています。

2008年2月25日

平下治のGIS物語52「朝日新聞に記事」

「進化するビジネスGIS」と題した新聞記事

専門誌では再三「GISはマーケティングの必須のツール」だと言われていますが一般紙の朝日新聞がこうした記事を取り上げるのは珍しいことです。先週土曜日(2月23日)のbe on Saturdayに掲載されました。

言い換えれば、いよいよ「GISマーケティング」が本格的になってきたということを表していると思います。

朝日新聞社のお陰で、業界の方からだけでなく、広く一般の方々からも「記事を見ましたよ」のメールを頂きました。深く感謝しているところです。

今後もビジネスGIS普及のために努力する所存です。よろしくご支援頂きますようお願いいたします。

2008年2月23日:朝日新聞・be on Saturdayに掲載ぜひ、ご一読を!

2008年2月23日

平下治のGIS物語51「21世紀のマーケティングに不可欠なGIS」

30年の歩み、特に変化なし

私の「GIS物語」も数えること50回を超えました。
この世界を振り返ってみて感じることは「この30年間に大した変化なし」です。
エッ?と思われるかもしれませんがこのブログでお伝えしていることにも、そんなに変化はありませんよね。

確かに、GISの技術やデータベースの充実などには目を見張るものがあります。しかし、マーケティングそのものが大きく変った訳では有りませんので「GISマーケティングの中身」は別に変ってはいません。
従って、私の業務も大して変ってはいません。このブログでご紹介しているように、大きく変化することも無く、ただ、毎年、淡々と過ごしてきました。

2007年も国土交通大学校や大阪市立大、金沢工業大学大学院などで講演、また、GIS学会のビジネス分科会が主催する「ビジネスGISコーディネータ研修」や「ビジネスGIS事例発表研究会」(毎年、東大で開催)」など、相変わらず、全国各地での「GISマーケティングセミナー」や研修、更に、外国では、セルビアで2回目のセミナーを開催するなどでこれまでと特に変ったこともありません。

ただ、確実に、GISマーケティングが身近なものになっていることを肌で感じています。
何度も延べてきましたが
GISは間違いなく「21世紀のマーケティングに不可欠なツール」になってきています。

この「平下治のGIS物語」はこのまま続けますが、これからは、過去を語るだけではなく、今、あることを「現在進行形」で書いていこうと思っています。

今後とも、よろしくお願いしたいと思います。

2008年2月22日

平下治のGIS物語50「郵政公社民営化に向けGISの有効性」を強調

郵政民営化による郵便事業の業務強化にGISが必須!2007年4月

2007年10月1日郵政公社が民営化されます。

日本郵便株式会社になり、これまでの業務が郵便、銀行、保険の各業務に分けら独立します。

どの業務にもGISは必須のツールとなるはずです。その中の郵便事業に「タウンプラス」という新業務が展開されます。この業務をバックアップする形で「ダイレクトメール推進協議会」と言うNPO法人が立ち上がっています。(通称DMPA)

このNPO法人が発行するパンフレットには「GISは必須のツール」と位置づけられています。

GISは郵政民営化直後から各種の業務推進に必ず役に立つツールであることには間違いありません。ただ、これまでの苦い経験を踏まえてGIS導入に関しては間違いの無い導入、つまり、何のための運用であるかをしっかり見極めた上で、目的にあったGISの導入、そして、運用をして欲しいと願っているところです。

注目される郵政民営化後の”商売”にGISが大きな役割を果たしているというニュースを聞きたいものです。

2008年2月21日

平下治のGIS物語49「GISマーケティングのスーパーカブ」

GISマーケティングの基本「顧客を地図にプロット」

GISを使って顧客管理をする

今ではどこの会社でも一人に1台のパソコン(PC)は当たり前です。
顧客管理をするのも皆PCを使って行っています。もはや、常識です。

この常識的な業務をGISで行うと、これまでの表計算ソフトで行うのに比べ数倍の情報を得ることが出来ます。

しかし、GISソフト、地図データ、住所マッチング・・・と考えるとお金が・・・高いはず・・・無理!
そればかりか、操作が大変だ!

そうです、これまではそうでした。
私が始めに思った「コンピュータマッピングを使ったマーケティングの基本」は自分の顧客を地図にプロットしてみることだったのです。

だから、難しいことは後回し、地図にプロットして、色々な条件で検索して、結果が地図上で確認できればOK。
これだけで、営業の行動が2倍にも、3倍にも効率化できると考えました。

ならば、安くて簡単、誰でも使えて、しかも、維持費が掛からないことが条件だ。

そうだ、自動車ではなくてバイクでいい、そう、あの「HONDAのスーパーカブ」がGISの世界にあればいいのだ。そこで、Webを使ったGISのスーパーカブを考え出しました。
「AecMap」がそれです。私の念願の「GISのスーパーカブ」が出来上がりました。

ちなみに、年間のソフト及び地図の使用料が42000円(月額にすると3500円)です。

これで、GISマーケティング(顧客管理)を始めてみてください。(2007年4月)

2008年2月20日

セルビアからコソボが独立宣言

ベオグラードで暴動!・・・といっても

写真を送ってもらいました。

「独立宣言の翌日、2月18日の午後2時頃。市内中心部の共和国広場での集会」
馬の銅像は、オブレノヴィッチ・ミハイロ公(トルコ支配からセルビアを解放)、
左の茶色っぽい建物は国立博物館、右の白っぽい建物はオペラ劇場。
これはおとなしいものでしたが、流れていってマクドナルドのガラスに投石したようです。」

2008年2月19日

セルビアからの独立を宣言した「コソボ自治州」

難しい民族間の軋轢と宗教の問題

私は、今、セルビアと日本がより好い友好関係を築くために及ばずながらの活動をしています。
「ニコラ・テスラ」の銅像を日本に造ろうと言う活動です。

たまたま、現セルビア日本大使の長井忠氏と古い友人関係にあり、一昨年から2年半の間に4度セルビアを訪れました。

出向くたびに、「セルビアって大丈夫なの?」、「危険じゃないの?」、「治安は?」と言われます。

先日もこのブログで街の様子を見て頂きましたが全く問題ありません。
首都ベオグラードはドナウ川、サヴァ川が交差する美しく、歴史のある、素晴らしい街です。

しかし、セルビアの南部コソボ地域ではセルビア人とアルバニア人の小競り合いが続いています。

詳しくは理解できませんが、事の発端はコソボ地域に隣のアルバニア人が次々に渡り住むようになり、(結果として90%がアルバニア人になり)コソボ自治州を設立して、セルビアからの独立を目指していたという流れがあります。
ところがこの「コソボ」は元々セルビア正教の聖地であるためセルビア人にとっては無くてはならない地域だと言う歴史的背景があるのだそうです。

アメリカやヨーロッパはこの度の独立を承認する方向ですが、セルビア政府としては、コソボ自治州の一方的な独立宣言をどうしても認めるわけにはいかないと言うことです。ロシアは同じような自治州を抱えていることからこれが前例になると困るので反対の立場をとっているということのようです。私の頼りない理解ですが簡単に整理するとこんな構図だと思います。

セルビアもコソボ自治州も武力による解決はしないと宣言しているようですが、私たちは陰ながら、なるべく早く、平和な解決が出来ますことを願うばかりです。

2008年2月18日

ニコラ・テスラの発電機が今も

100年前の発電機が今も現役で動いています

セルビアの大発明家「ニコラ・テスラ」が発明した発電機が今も稼動しています。

セルビア、ベオグラードの南東150kmにザイエチャルという町があります。温泉のある静かです。
その町で、私の友人、長井忠セルビア大使の写真展が開かれたそうです。

先日、そこに行った長井大使がそこの発電所では100年前のニコラ・テスラの発電機が今も稼動していることを聞き、その発電所に行ったそうです。

その発電所の前にある「ニコラ・テスラ」の銅像の写真を撮って、送ってくれました。

現在、我々有志が集まって「ニコラ・テスラの偉業を讃える会」を発足させ、日本国内にも銅像を造ろうと運動を進め、今、富山県高岡市で製作中です。予定としては3月末日までに完成させる予定です。

セルビア、ザイエチャル発電所にある「ニコラ・テスラ」の銅像

2008年2月15日

平下治のGIS物語48「GIS上級技術者認定」

GIS上級技術者第1号に認定される

アメリカでは早くからGISの技術者を資格として認定していました。既に、1500人ぐらいの資格者がいる登録されています。この資格者にはランク付けがあり、ランクによって給与も決められているそうです。

つまり、GISのプロをプロとして認め、職能として給与を払う。逆に言えば、この資格を持つと一定の収入が保障されるということです。

日本でもこの制度を取り入れようと4年前から当時のGIS学会会長であった碓井奈良大学教授の発案で検討委員会が発足されました。検討に検討を重ねた結果、GIS学会の下部組織として「GIS技術認定局」ができ,2006年7月より「GIS上級技術者」の申請を受付る運びとなりました。

私は早速、所定の申請の手続きを致しました。これまで、GISに携わった各種の業務をポイント換算する方法での申請です。審査の結果めでたく承認されました。

2006年10月わが国の第1号のプロに認定されました。

名誉なことですが・・・実は、ただ、一番早く申請をしただけです。

2008年2月14日

4度目のセルビア訪問

在セルビア日本大使に取材

先月末、わが国唯一のGIS専門誌「GIS・NEXT」の取材でセルビア、ベオグラードに行って来ました。中2日の強行軍でしたが充実した旅でした。
在セルビア日本大使の長井忠氏は私の50年来の友人です。そのご縁で、2003年当時、長井氏が米国オレゴン州ポートランド総領事時代に現地のアメリカの人達を対象に「GISマーケティングセミナー」を開催しました。

そして、2005年にセルビア大使になられ、ポートランド当時の経験を今度はセルビアでも活かしたいとのご意向から2006年、2007年の2度のセミナーの開催(平下治のGIS物語28・46参照)になりました。

わが国のGIS普及活動の一つとして、GIS・NEXTでは、このような動きのあることを広く知って頂くため大使直々にインタビューを申し込みました。
取材の様子や内容は雑誌で紹介されますので控えますがついでに立ち寄った街の様子をご紹介します。